電磁波、それは君が見た光子

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■はじめに
この記事は物理学アドベントカレンダー 2014の12日目です。
前回はaetos382さんの粒子と反粒子でした。

今回のテーマは光です。

光とは光子であり電磁波でもあります。
粒子と波動の二重性をもつということですね。
光は偏光もかけられるし、二重スリット実験では干渉して波動性を示し、
光電効果では光のエネルギーが振幅ではなく周波数に依存して粒子性を示すのです。わけがわかりませんね。


E=h\nu
E:エネルギー [J, eV]
h:プランク定数 [Js]
ν:振動数 [1/s, Hz]

c=\lambda\nu
c:光速 [m/s]
λ:波長 [m]
ν:振動数 [1/s, Hz]

K=1/\lambda
K:波数 [1/cm, cm^-1]
λ:波長 [m]

E=kT
E:エネルギー [J, eV]
k:ボルツマン定数 [J/K]
T:温度 [K]

ここで4式をまとめることができます。
E=h\nu=h\frac{c}{\lambda}=hcK=kT

この式から言えることとして
光のエネルギーは、
光の周波数に依存するし、
光の波数にも依存し、光の波長にも依存し、
黒体輻射の温度にも依存するということが言えます。

また、h:プランク定数、c:光速、k:ボルツマン定数と定数であり、
ほぼ光のエネルギーは周波数か、波数か、波長か、または温度で表せるとも言えます。
例:12 [meV] = 3 [THz] = 100 [μm] = 100 [cm^-1] = 144 [K]

Photon energy = Frequency = Wavelength = Wavenumber = Temperature


この関係式をはじめてみたとき、

エネルギーと波の性質(周波数・波長・波数)と温度が

一つの関係式としてまとめれてしまったことに

私はひどくおどろきました。
そしていまだに腑に落ちないというか、腑に落ちない話でした。

 

余談として、ここから量子についてや

ドブロイ波とつづけて物質の粒子と波動の二重性をもつことや

不確定性原理や小澤の不等式につなげていくのかな、と。

説明できる気がしませぬが。

■参考

http://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%87%8F%E5%AD%90%E5%8C%96%E5%AD%A6/%E5%85%89%E3%81%AE%E6%B3%A2%E5%8B%95%E6%80%A7%E3%81%A8%E7%B2%92%E5%AD%90%E6%80%A7


http://www.ravco.jp/cat/view.php?cat_id=5851&PHPSESSID
http://homepage3.nifty.com/rikei-index01/ryousiriki/yangu.html
http://web.canon.jp/technology/s_labo/light/001/11.html
http://www.th.phys.titech.ac.jp/~muto/lectures/QMI10/QMI10_chap01.pdf

*1:青雲、それは君が見た光